瀬川武志 作品集2

瀬川武志 作品集2


大阪在住の瀬川武志様の作品集2です。
こころに響く詞をお書きになります。
お聴き頂ければ幸いです。


遅い春

戻り雨

浪花の人

未練

夫婦なら

夕日の人

お前を連れて帰りたい

松島の人

ひとり海峡友ヶ島

貴方が好きだから

二人の桜草


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遅い春

作詞  瀬川 武志
作曲  渡邉 千峰
唄  YOSHIKO


何時も笑顔で尽くしたい
愛することが辛くても
こんな気持ちを知りながら
貴方はなぜか他所の人
流す涙はこらえても
肩に冷たい細雪


茅の宿でもいいですか
二人で明かす旅の夜は
少しほつれた黒髪が
貴方の肌に絡みつく
一夜限りの夜なのに
いくら燃えても冬の花


夢に見たのは故郷の
貴方と渡る夫婦橋
探し続けた幸せが
心の底に染みてくる
ここは早池峰神楽町
遅い春です細雪

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戻り雨

作詞  瀬川 武志
作曲  渡邉 千峰
唄  YOSHIKO


好きと言われて思わず泣いた
こんな女が好いなんて
恋の情けに包まれて
私今夜は帰れない
好きなのね惚れたのね
長い夜です戻り雨


人の先には立てないけれど
あんな良い人もういない
重い病のあの時も
ずっと貴方は側にいた
優しくて優しくて
優し過ぎます戻り雨


狭い部屋でも貴方と居れば
夢のようです何もかも
燗のお酒を飲むならば
注いであげます浴びるほど
好きなのね惚れたのね
長い夜です戻り雨

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浪花の人

作詞  瀬川 武志
作曲  渡邉 千峰
唄   森永太郎


淀の流れと逆巻く波は
情け知らずの男川
そんな人とは知らないで
愛していたのは私だけ
そっと口紅引いた夜も
貴方は誰かと北新地


愛の行方と女の夢は
男次第の風次第
肩に重たい苦労さえ
気づかぬ振りして知らん振り
思い直してくれるなら
も一度行きたい伊勢巡り


春の盛りに花びら散れば
悲しすぎます私には
何の因果か知らないが
何度もあの日に後戻り
紅い絵日傘傾けて
二人で歩いた法善寺

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未練

作詞  瀬川 武志
作曲  渡邉 千峰
唄  YOSHIKO


時間が過ぎても貴方が見えぬ
寝台列車の北斗星
一人暮らしが辛いなら
お嫁に来いと言った人
何で私と行けないの
函館辺りと知床に


半年前まで幸せでした
どうして吹くのかすきま風
恋の情けに背かれて
女の夢が零れます
背中合わせの温もりが
月日がたつほど滲みてく


寂しさ紛れに港へ出れば
夜空に瞬く天の川
あの日別れた面影が
今夜も胸をよぎります
もしも願いが叶うなら
この身を貴方に委ねたい

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夫婦なら

作詞  瀬川 武志
作曲  渡邉 千峰
唄   森永太郎


祭りの後の帰り道
君に出会った酒場街
たった一夜の思い出が
今じゃ互いに好きと好き
たとえ噂になろうとも
俺はお前を離さない


笑顔がとても可愛くて
飲んで楽しい夫婦酒
明日の漁場は遠いけど
きっと帰りは大漁旗
沖に帆影が浮かんだら
ホッとするだろ夫婦なら


一人で花を観るよりは
二人そろって出湯町
川の瀬音もうれしくて
募る思いで夢を見た
たとえ雨風吹こうとも
俺はお前を離さない

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夕日の人

作詞  瀬川 武志
作曲  渡邉 千峰
唄 YOSHIKO


一夜泊まりの二人のお酒
眠るつもりが眠れない
優しい人と思いつつ
何時か別れが来るようで
私の何処が悪いのか
教えて下さい貴方から


駄目な道でも一人で行くと
雨の最中に帰る人
男の嘘とわがままは
知っているのは私だけ
嫌いになった訳じゃない
出会いの頃から好きなのよ


ビルの窓から眺めた夕日
紅く燃えても波の果て
かつての人と知りながら
何度呼んでも帰らない
忘れるなんて出来ません
心から貴方が好きなのよ

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お前を連れて帰りたい

作詞  瀬川 武志
作曲  渡邉 千峰
唄   森永太郎


誰に聞いたか悲しい噂
町の小さな居酒屋で
胸の飾りも口紅も
女らしさも失くしたと
生きて行くのが辛いなら
男の俺に責めがある


読んだ手紙が教えてくれた
女心の胸の内
もっと優しさあげたなら
別な暮らしが出来たのに
回り道でも花が咲く
遅くはないよ二人なら


一度愛せば忘れはしない
肌の白さも温もりも
夜毎のぞいた幸せに
貴方好きよと言った女
今も一人の暮らしなら
お前を連れて帰りたい

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松島の人

作詞  瀬川 武志
作曲  渡邉 千峰
唄  YOSHIKO


飲めば飲むほど酔いしれて
女一人の 恋の酒
やっとつかんだ幸せも
今は二人の思い出探し
お猪口の酒が零れます
二度と戻らぬ松島の人


いくら尽くして尽くしても
男心は浮気癖
信じられない朝でした
浴衣姿の女の人と
貴方は海を眺めてた
愛が悲しい松島の人


恨みつらみはありません
夜の松島涙色
夢が貴方に叶うなら
捨てて忘れて私のことは
明日は旅に出かけます
癒し旅です松島の人

写真提供:宮城県観光課

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ひとり海峡友ヶ島

作詞  瀬川 武志
作曲  渡邉 千峰
唄  YOSHIKO


恋を忘れる旅なのに
忘れられない友ヶ島
私以外に良い女が
何時もお側に居るなんて
松の木陰で抱かれた夢も
今は切ない帰り船


元をただせば最初から
逢っていけない男でした
共に歩いたこの道も
何処か崩れて歩けない
一人波止場で面影追えば
胸が濡れます加太の月


恋の灯りも思い出も
捨てて去りたい友ヶ島
島の桟橋凪なのに
紀淡海峡荒れ模様
貴方一人を愛していても
明日は通わぬ通い船

写真撮影 瀬川武志

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貴方が好きだから

作詞  瀬川 武志
作曲  渡邉 千峰
唄 やもとなおこ


春が巡れば昨日のように
思い出すでしょ貴方なら
花の命の尊さと
二人逃れた故郷を
好きで好きで好きだから
この身をすべて捧げたい


親の意見をそのまま聞けば
何もなかったこの恋は
辛い苦労も年月も
他人の知らない夢さえも
好きで好きで好きだから
許して欲しいこの人を


窓の桜が今年も咲いて
早いものです三年目
母に手紙を書きました
今はとっても幸せと
好きで好きで好きだから
思いをこめて抱きしめて

images by Aomori Prefecture

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二人の桜草

作詞 瀬川 武志
作曲 渡邉 千峰
唄  YOSHIKO


仕事のせいで離れても
愛の続きがあれば良い
毎日夢を見るような
そんな思いをくれる人
独りぼっちは辛いから
その身を大事にして欲しい


小川の側の我家にも
今朝は小雪がちらちらと
周りは白い冬景色
細い身体が凍えそう
夕べ仕上げたセーターは
本当に貴方に似合います


二人で植えた桜草
春の陽射しに咲きました
お庭の隅でひっそりと
とても綺麗に咲いてます
離れ離れは嫌だけど
優しい貴方は大好きよ

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